延岡学園の選手が審判を殴打したことについて思うこと。

Bリーグや日本代表のW杯予選のニュースが扱われる中で
非常に残念なニュースが大々的に取り上げられてしまいました。

長崎県大村市であった全九州高校体育大会の
バスケットボール男子準決勝で延岡学園高(宮崎)の選手が
審判の判定に納得がいかず
審判の顔を殴打して、口の中を10針縫うけがをしました。

正直、日大の悪質タックルの影響も大きいと思います。
「今度は、高校バスケか?!」
と言う世間の注目を集めやすいとマスコミは判断したんでしょう。
しかしながら、日大の件とは別物と考えて欲しいです。

日大の悪質タックルは
・選手から選手に対して怪我を目的とした行為だった
・コーチから選手に対しての指示があった(コーチは認めませんが…)
・大学の事後対応に不手際だらけ

延岡学園の審判殴打は
・審判の判定に対して、不服だった選手が突発的に殴打
・高校の事後対応に批判的な声は少ない

しかしながら、それでも反省すべきことは多い事案です。
マスコミやインターネット上の情報ではありますが
今回の殴打が発生した背景には、下記の要因があると見られます。
・留学生である選手は、以前から審判の判定に不服を抱えていた。
・留学生は、日本語もほとんど喋れずにストレスを抱えていた。
・当該試合でも、納得のいかない判定が殴打以前にもあった。

Bリーグの試合でも散見されるのですが…
外国籍選手と日本人選手では、フィジカル面の差が激しいです。
そのため、スクリーンプレイやリバウンド時に
外国籍選手は、不満を抱える表情が多々見られます。
それは、日本人選手が派手に倒れるため
ファウルと判定されることが発生するせいです…

日本語もほとんど話せない留学生からすると
これはかなりのストレスだと思います。
接触して、相手が派手に倒れるとファウル…
ファウルを取られた理由を知りたくても話せない…

やはり学校側も、こういった来日して間もない留学生選手の
ケアを怠っていたと言う事実は否めないですね。
日本の高校バスケでは、笛が軽いことを教える。
どうしてファウルの判定をされたのか教える。
ストレスを抱えている場合には、試合には出場させない等
ちなみに、殴打する直前に取られたファウルは
スクリーン時に動いてディフェンスの妨害をしていたので
あれはファウルで間違いないはずです。
僕が見た映像では、そのように見えました。

しかしながら、日本代表の現状を考えると
やはりフィジカル面の向上は国際大会で勝負をするには
今後、改善が必要なことだと思うので
判定の基準は、全体的に是正が必要かなと思ったりします…

怪我をする選手が増えるんじゃないかとか
乱闘が増えるんじゃないかとか
スポーツマンシップを重んじる日本の文化には
中々、馴染むのに時間がかかるとは思うのですが
NBAや国際試合を見て比較すると
やはり日本バスケは選手が倒れることが多い…

先日、行われた韓国との強化試合でも
韓国選手が日本人レフェリーの笛に対して
ストレスを感じている表情が印象的でした。
日本人レフェリーが担当したら良い試合をしても
他国のレフェリーが担当したら惨敗なんてことにならないか…
フィジカル面の強化は、今後も課題になりそう。

そして、高校バスケで留学生を起用する点について
批判的な声も多いですが…
僕は、留学生を起用する点については賛成です。
前述したように、国際的な視点で考えると
留学生のようにサイズ、フィジカルが国際基準の選手と
高校バスケで競い合えるのは、トップレベルの選手には必要だと感じます。
また、留学生自身にも日本という環境でバスケのみならず
色々な文化に触れることは、プラスに働くはずです。

解雇されてしまいましたが
モーリス・ンドゥールという日本に留学していた選手は
昨季、NBAのニックスでプレイしていました。
そして、取材では日本で学んだことが生きていると
嬉しいコメントをしていたので
やはり留学生にとってもプラスというのは間違いないはずです。

しかしながら、やはり今回の件で
留学生を受け入れる際の基準や
受け入れた後の日常的なサポートといった面で
課題は出てしまったと思うので
そこは改善が必要でしょうね。

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