ジャカルタ事件を考えまくった結果、ジュニア世代強化が根本的解決と思ったりした。

今回、バスケファンなら目にしてしまっただろう
残念な事件が発生してしまった。
その件については、様々なサイトで詳細を綴っている。
普段は、バスケ関連の記事を取り扱わない媒体でも
本件に関しては、盛大に扱っていることが
バスケファンとしては納得いかない気持ちがあるのだが
今回は、アジア大会と他種目も同時に行われた大会で
男子バスケ代表のみに収まる話ではないので仕方ない。

それだけに、今回のような情けない事件が発生したのが
より一層、残念に感じてしまう。
事の詳細については他サイトでも報じているので
そちらを確認してもらえば良いだろう。

8/21、該当の4選手は各クラブから謹慎処分の発表があり
正式な処分を待っている段階だ。
4名中3名が20代前半で将来有望な選手だ。
今回の事件がなく、本人達の努力次第だが
将来、日本代表の主力も担える選手達だ。
それだけに、どうしてこのような事態になってしまったのか
このニュースを目にしてから、ずっと考えてしまっていた。

そして、一つの結論に至ったのが
先日、U15 CHAMPIONSHIPが開催されたことも
起因しているのかもしれないが、ジュニア世代の教育。
それを徹底する事で、今回のような事件が発生する
可能性を低減する事が出来るのではという結論に至った。

今回の事件から感じたことは下記の点だ。
・B代表とはいえ、一部選手の意識レベルが低い
・コート外での行動に対して認識が甘い
・日本代表というハードル設定

今回のアジア大会に日本代表バスケ男子は
その大半が、フル代表での選出回数が少ない
大学生やプロ経験年数が3年未満という若手主体で
B代表と呼ばれるメンバー構成だった。
選出側としては、A代表にも招集されるために
プレイを含め積極的なアピールの場として
各選手が発奮してくれるだろうという想定だったはずだが
脆くもその想定は外れた。

代表として活動している最中に出来た
6日間という長めの休養期間。
これをどのように使うのか。
・試合の動画で、次戦に向けた修正部分のチェック。
・次戦の対戦相手チェック
・チーム内のフォーメーションチェック
・個人練習
・コンディション調整

これらに全力を注ぐのがプロ意識というものだが
残念ながら一部選手に、その意識は無かった。
こういった点について、JBAとして管理しなければならない
というコメントも会見内では見られたし
直近の対策としてルール見直しは必須だ。
しかし、そのような行動を律するルールを設けても
個人の意識が変わらなければ
ルールでは曖昧となるグレーゾーンを突いて
また新たな問題が発生する可能性は否めないだろう。

そこで思ったのが、日本代表というハードルの高さだ。

正直、現在の日本代表レベルは世界的に低い。
渡邊選手がNBAチームとの2way契約。
比江島選手がオーストラリアのチームへ移籍。
八村選手のNCAA活躍、来年ドラフトの上位指名予想。
確かに、明るいニュースが出始めた日本バスケだが
Bリーグで活動している日本代表選手の大半が
海外でも活動できるレベルなのかと言うと
決してそうでは無いと言える。
それが現実である。
これは今回のB代表だけの話ではない。

これをサッカー日本代表と比較してみるとどうだろう。
W杯等の大きな大会に臨む際のサッカー日本代表は
ほとんどが海外組で編成されていて
国内組がW杯で活躍すると海外からのオファーが届く。
バスケ日本代表と比べると雲泥の差だ。

サッカーとバスケのスポーツ人口に差があるのか
それは確かにある。
中学の部活動で見ると、サッカーが21.2万人、バスケは16.2万人だ。
高校の部活動では、サッカーが16.5万人、バスケは9.4万人だ。
リンク先サイトより

しかしながら、バスケは中学部活で3位、高校のそれでは2位だ。
サッカーは、いずれもダントツの1位。
サッカーに比べ身体能力の差が出やすい競技ではあるが
それにしても、スポーツ人口の割に国際的な結果が出ていない。

その他、サッカーとバスケで比較した時の
違いとして感じるのが、ジュニア世代の教育だ。

サッカーの場合は、南の端に位置している沖縄ですら
クラブチームがあり、それだけで生活は出来ないが
報酬を得る監督の話も身近で聞こえてくる。

それに対して、バスケでは昔ながらのバスケ経験のある
顧問の教師だったり、保護者が監督・コーチを務めている。
外部コーチを招聘しているような話はほとんど聞かない。

たまに小学生や中学生の甥や姪がプレイしている所を
見ることもあるが、正直言って遊びレベルだ。
大抵の部活が、そう言ったレベルであることは認識してるし
それで満足している子供達がほとんどかもしれないが
その中でも、身体能力に優れている子供もいるし
真面目に取り組んでいる子供がいる事も見てわかる。
そういった子供達が望むような環境。
レベルの高い指導や同じ意識を持った仲間。
そのような環境を用意することが出来ていない
それが現在、日本バスケが低迷している原因のように感じる。

結果的に、身体能力が優れていて指導者にも恵まれた
又は幸運にもスカウトの目に留まった。
身体能力やサイズに難があったとしても
両親の理解と本人の強い意志で強豪校に進学。
そういったルーツを持つ選手が
現在のバスケ日本代表のほとんどだろう。

もし、小中学校時代に良い指導者や
良い仲間と巡り会う事が出来たなら
正しい練習で高いスキルを身につけて
正しい指導で高いバスケIQを身につけた
そういう子供達が増えてくれば
自ずと小学校〜大学までのレベルが上がり
日本代表に選出されるハードルも上がるはずだ。

もちろん、現在の日本代表選手及びBリーグでも
バスケIQが高く、血の滲むような練習で
身につけた高いスキルのある選手もいるはずだが
そういった選手の母数が増える事で
日本代表のハードルが上がって
そのために必要な品格やプロ意識も必須となり
今回のような事件も発生しなくなるのではないだろうか。

そういった意味で、Bリーグが取り組んでいる
U15チームの保有をB1チームに課して
ジュニア世代の強化を図っていることは大きい。
実際、決勝戦のレベルはかなり高かった。
さらに、部活動でも外部コーチの招聘や
クラブチームやクリニックを行う団体が
増えてくるのが次の課題となりそうだ。

また、少し話はズレてしまうが
今回の事件で、僕は自分自身を見つめ直すこともできた。
当該4選手に対して、残念な思いが大きかったが
それと同時に怒りも覚えた。
怒りは、自分が出来ないことを
勝手に4選手に託してしまっていたせいだと思う。
そこには、決して少なくない自身の現実逃避もある。

しっかりと自分自身の人生に向き合おう。
確かに4選手の行動には残念だった。
しかし、それはそれで怒りをぶつけてはいけない。
4選手が、今回の件で僕が期待していたような
日本代表として活躍する将来は遠のいてしまった。
だが、それは僕に直接関係していることではない。
もっと自分の人生に責任を持って
自分自身のやりたい事に集中していこう。
ネットやニュースで色々と騒がれてしまったが
この事件に対して、どのように受け止めるかと
考えた時、僕はこう受け止める事にした。

そして、最後に当該4選手へ今後期待するのは
しっかりと処分を受け止めて
そこから、プロ選手としてあるべき姿を学び
どれくらいの時間がかかるのかは分からないが
少しずつ信頼を取り戻して
再びプロの舞台で活躍することだ。
1人の日本バスケファンとして、それを切に願う。

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