Bリーグ、2018オフに積極的な補強をしたチーム(横浜ビー・コルセアーズ)

2018年8月30日

先日、富山を積極的補強を行なったチームとして紹介したが
横浜もまた積極的な補強を行ったチームだ。
しかしながら、富山のそれとは毛色が異なる。
何が違うかと言うと、富山の補強には
既にB1で実績のある選手というテーマがあった。
横浜は、それに拘っていない。
今オフに獲得した外国籍の3選手はいずれも
B1でのプレイ経験は無い。
現時点での横浜の契約状況は、この通りだ。

【新加入】
7/22 契約合意:チャールズ・ガルシア(フィリピンリーグから移籍)
7/13 契約合意:アマンゼ・エゲケゼ(米大学卒業)
7/13 契約合意:中村 太地(法政大3年)※特別指定選手
6/27 契約合意:ハンター コート(広島から移籍)
6/27 契約合意:橋本 尚明(富山から移籍)
6/27 契約合意:小原 翼(富山から移籍)
6/27 契約合意:エドワード・モリス(東京八王子から移籍)
5/28 契約合意:トーマス・ウィスマンHC

【残留】
7/6 契約合意:高島 一貴
6/27 契約継続:細谷 将司
6/27 契約継続:川村 卓也
6/27 契約継続:田渡 凌
6/27 契約継続:竹田 謙
6/27 契約継続:湊谷 安玲久司朱

【退団】
5/28 契約満了:尺野 将太HC(広島へ移籍)
5/28 契約満了:山田 謙治(広島へ移籍)
5/28 契約満了:満田 丈太郎(名古屋Dへ移籍)
5/28 契約満了:ジェフリー・パーマー(奈良へ移籍)
5/28 契約満了:佐藤 託矢(信州へ移籍)
5/28 契約満了:ハシーム・サビート・マンカ
5/28 契約満了:蒲谷 正之
5/28 契約満了:ウィリアム・マクドナルド(三遠へ移籍)

これは1つの賭けとも取れるが
それを実現したのには理由がある
それは栃木をB1初代王者に導いた
ウィスマンHCの存在だ。

昨季、ウィスマンHCはHCという役割では無いが
シーズン途中から横浜に参加すると
そこから横浜は前半戦の成績が響いて
降格争いにはなったものの
上位チームとも競った展開になることもあり
目に見えたチーム改革が起こっていた。
そして、オフシーズン早々に
ウィスマンHCと契約合意で補強に着手。

そして、外国籍選手は総入替えし
日本人選手の若手からコア選手を残しつつ
若手選手を中心に補強を図ったことで
チームは若返りに成功した。

前年のロスターで 31.3 だった平均年齢は
今年のロスターで 27.8 まで若返った。

これは非常に重要な事だ。
若手選手が増えると目先の成績という点では
CS進出や優勝という目標は厳しいが
そもそも降格争いにあったチームのため
それらの目標は、複数年かけての達成が現実的だ。
それでも若手の成長幅は予想外のこともあり
今季でチームカラーをハッキリとして
躍進するための1年とする事が出来るのか
そういった点に注目していきたい。

昨季、琉球キングスがロスターを大幅に入替え
HCを変更したことで堅守というチームカラーを
明確に作り上げて、今季は優勝という目標を
明確にしているのが良い例だろう。
ウィスマンHCは栃木で、堅守とリバウンドを徹底
橋本選手や小原選手を獲得した事からも
そのカラーでチーム作りを進めるのは確実だろう。

1つ残念だったのが、満田選手の名古屋D移籍だ。
身体能力、そして年齢からも魅力的で
将来有望な選手だっただけに
残留とならなかったのは悔やまれる。
田渡選手とチームを牽引する若手コンビだと
予想していただけに残念だ。

また新加入のモリス選手は現在帰化申請であり
今季中に承認されるのかも、一つのポイントだ。
レギュレーション変更で帰化選手の重要性が
増したことからもフロントとしては
今季中に承認される想定で獲得しただろう。
シーズン途中に帰化した場合でも
帰化選手枠で出場可能になる事は
昨季のファジーカス選手で証明されている。
東京八王子のB2昇格に貢献したモリス選手が
帰化選手として出場可能となれば
横浜の大きな戦力アップになる事は確実だ。

新加入の外国籍選手を中心にプレイ動画を集めてみた。
エゲケゼ選手は、割とアウトサイド寄りの選手。
小原選手との組み合わせで出場もあり得そうだ。

エドワード・モリス(東京八王子から移籍)

アマンゼ・エゲケゼ(米大学卒業)

チャールズ・ガルシア(フィリピンリーグから移籍)

また、外国籍選手では無いが
19歳と若いコート選手もプレイ動画を発見。
まだ、広島と契約もしていない頃なので
さらに線が細いが、これから体も仕上がって
プレイが安定してくると考えると、とても楽しみだ。

ハンター コート(広島から移籍)

正直、横浜は昨季の成績と比較しても
あまり意味が無いだろう。
昨季、琉球キングスとの試合しか見ていないが
シーズン序盤でウィスマンHCが参画前の段階とは言え
チームのシステムらしき物がない
と言っても過言ではなかった。

怪我人等の離脱もあったとは思うが
フリーオフェンスでディフェンスも緩慢。
それが、ウィスマンHCの参画後には
システムによるバスケットが徹底され始め
今季に向けた準備段階に入っていった
その結果が、全体的な若返りであり
外国籍選手の総入れ替えという答えだ。

日本人エースは、これまでと同様に
川村選手が担うと予想しているが
細谷選手、田渡選手といったPG陣には
より責任が増したバスケットとなるだろう。
そして、その期待に応えることが出来れば
横浜は、ディフェンスを徹底しながら
トランジッションを生かした
よりアップテンポで魅力的な
バスケットで観客を楽しませてくれるはずだ。

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