Bリーグ、優勝候補と目されるチーム分析(千葉ジェッツふなばし)

今季、優勝候補とされているうチームの
筆頭とされるのがA東京と並んで千葉だろう。
昨季の主力メンバーのほとんどが残留。
そして、新外国籍2選手を獲得。
さらには、B1昇格を果たした秋田から
田口選手を獲得して、bj時代の盟友であった
富樫/田口のガードコンビを復活させた。
さらには名古屋Dから藤永選手を獲得して
若返りと第3のPGとして富樫/西村とは異なる
PGを加えたことでチームの深みは増したと言える。
それでは、今季の千葉を分析してみる。

発表されている千葉のロスターは下記の通り。

【新加入】
8/23 契約合意:トレイ・マッキニー=ジョーンズ(Gリーグから移籍)
8/1 契約合意:ジョシュ・ダンカン(トルコリーグから移籍)
7/2 契約合意:大宮 宏正(名古屋Dから移籍)
6/28 契約合意:田口 成浩(秋田から移籍)
6/22 契約合意:藤永 佳昭(名古屋Dから移籍)

【残留】
6/27 契約継続:富樫 勇樹
6/14 契約継続:西村 文男
6/14 契約継続:原 修太
5/31 契約継続:マイケル・パーカー選手
5/31 契約継続:アキ・チェンバース選手
5/31 契約継続:ギャビン・エドワーズ選手
5/31 契約継続:石井 講祐選手
5/31 契約継続:小野 龍猛選手

【退団】
6/1 契約満了:レオ・ライオンズ(富山へ移籍)
5/30 契約満了:荒尾 岳(滋賀へ移籍)
5/30 契約満了:阿部 友和(富山へ移籍)
5/26 引退:伊藤 俊亮

HCは大野HC体制を継続。
主力選手も残留して、補強も行えたことから
万全の体制でシーズン開幕を待ち構えている…
と思いきや、EARLY CUP 2018 KANSAIでは
準決勝で栃木に破れて敗退した。
そして、琉球キングス/名古屋Dと共に参戦した
Asia League Terrific12では
予選リーグで2連敗を喫して敗退。
開幕戦まで1ヶ月を切っている時期にしては
チームのコンディションが良いとは言い難い。

どちらの大会ともエースガードの富樫選手を
日本代表活動で欠いているとはいえ
代わりを務める西村選手も他チームであれば
十分にエースガードとして迎えられる選手だ。
それを考えると大きな戦力減とは言えず
チームとしてのコンディション不足や
新加入選手との連携面で難が生じている
ということが予想される。

それでも、レギュラーシーズンが進めば
否が応でもチームケミストリーを構築して
昨季のようなスティールを狙うタイトなディフェンス。
速攻を連発するトランジッションオフェンスで
観客を魅了するバスケットを披露してくれるだろう。
どこからでもスティールを狙いつつ
ディフェンスリバウンドを奪うやいなや
あっという間に速攻に繋げる
千葉のバスケットは相手チームにとって脅威だ。

しかしながら、その千葉でも昨季のCSは準優勝。
優勝したA東京との差は決して小さくなかった。
確かに千葉のトランジッションゲームは脅威だが
A東京のように密な連携でチームの完成度が高く
ミスが少ないチームへの効果は少ない。
今季、千葉が優勝するためには
やはりもう一段階のレベルアップが必要だろう。

その鍵となるのは富樫選手と小野選手だ。
千葉の看板選手である富樫選手は
サイズに似合わない得点力でチームを牽引するが
その能力を活かすにはチームのサポートが必須だ。
また、ディフェンス面ではサイズの影響が少ない
スティール等で貢献する一方で 1on1 といった
場面では不利な面が顕著となる。
これをチームディフェンスでフォローする必要がある。
しかも、A東京のような完成度の高いチームにも
通じるレベルで実行できなければ優勝はない。

富樫選手のその特徴は
まさにNBAのアイザイア・トーマスだ。
抜群の得点力を持っていて
その能力を活かす為のシステムを採用した
セルティックスでは一躍脚光を浴びて
オールスターに選出されたものの
移籍後は、その能力を活かしきれなかった。
また、敵も味方も増やすメディア向けの
素直で強気なコメントもアイザイアにそっくりだ。

そして、もう1人のキーマンとなるのが小野選手だ。
帰化枠でリバウンドとスティールが得意なパーカー選手に
リバウンドから速攻参加も可能なエドワーズ選手
そして、新外国籍選手のダンカン選手と
インサイドが充実している千葉のロスターで
日本人ビッグマンの小野選手をどのように起用するのか
これはレギュレーションが変更された今季。
千葉の一つのポイントになるはずだ。

小野選手は、日本人ビッグマンと言われつつも
アウトサイドのシュートも高い精度で決められる上に
ポストプレイでは、周りを活かすアシストも可能。
リーグでも稀有な選手であることは間違いない。
アウトサイドも打てることから3番ポジションで
起用するというビッグラインナップも
昨季の千葉は、度々採用していたので
今季もそういった采配は有りうるかもしれないが
その場合に問題となるのがディフェンスだ。

小野選手は、決してスピードがある選手ではない。
そのため、3番起用した場合にマッチアップした選手と
スピードのミスマッチが発生する確率が高い。
そのため、諸刃の剣となる可能性もある。
そして、インサイド陣が充実している千葉で
どのような起用を行うのかは判断が難しい。
オフェンス面ではフィニッシャーでも
つなぎの役割もこなせる選手のため
プラスの起用法が見つかった場合には
千葉が優勝を達成するための
ラストピースになる可能性も高いだろう。

富樫選手を活かすためのチームメイトの動き
小野選手の起用法に今季は注目していきたい。

そして、今年も強豪に間違いない千葉に対して
琉球キングスは、間違いなく富樫選手を
封じ込める戦法を取ってくるだろう。
並里選手に橋本選手とディフェンスに優れる
両選手の存在は、富樫選手にとって厄介に違いない。
特にフィジカルを生かした圧のあるディフェンスは
富樫選手が最も嫌がるタイプのディフェンスだ。

まだアーリーカップとTerrific12の結果しか無いが
昨季の大きな課題であったターンオーバーは
リーグ有数のPG、そして判断力に優れたインサイドを
補強したことで改善されつつある。
もちろん佐々HC体制で、2年目を迎えていることで
戦術が浸透してきていることも大きい。
これはリーグNo1のスティールを誇る千葉の
ディフェンスへの対策としては大きい。

ターンオーバーが減ることは本当に大きい。
オフェンス面では、しっかりとシュートを打つことで
得点の増加が見込める上に
相手のシュート数、しかも確率の高い速攻時の
シュート数を減らすことが出来るため
失点の減少も見込めるので2倍の効果がある。
スラムダンクの言葉を借りて表現するなら
1つのターンオーバーが減ることは、4点分の価値がある。

今季の琉球キングスは、千葉だろうと
決して臆することのない仕上がりを見せている。
1勝5敗に終わった昨季の雪辱を晴らして欲しい。

レギュラーシーズンの琉球キングスと千葉の対戦予定。
2018/11/10(Sat) 15:05 @千葉
2018/11/11(Sun) 15:05 @千葉
2019/02/09(Sat) [調整中] vs千葉 @沖縄市体育館
2019/02/10(Sun) [調整中] vs千葉 @沖縄市体育館

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